2018年4月20日金曜日

簡易インストール直後のコマンドによるローカライゼーション(Xubuntu on VMware Workstation Pro)

XubuntuをVMware Workstation Proの簡易インストールよりインストールを行った直後のローカライゼーションについて検証したことを投稿します。
※★マークが表示されている項目は当方の環境上で実行または適用した項目になります。

環境

仮想環境 : VMware(R) Workstation 14 Pro(14.1.1 build-7528167)
ゲストOS : xubuntu-16.04.4-desktop-amd64.iso
ホストPC : Microsoft Windows 10 Pro(10.0.16299 ビルド 16299)

簡易インストール直後の状態

$ cat /etc/issue
Ubuntu 16.04.4 LTS \n \l
$ localectl
   System Locale: LANG=en_US.UTF-8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: n/a
       X11 Model: SKIP

デフォルトロケールを変更する★

「localectl」コマンドを利用したロケールの変更を行います。
※「localectl コマンドはあくまで systemd により起動されたシステムにおいて利用できる点に注意してください。」とのこと。掲載先->http://lfsbookja.osdn.jp/svn-sysdja/chapter07/console.html

デフォルトロケールを変更する(localectl)(1)★

$ localectl status
   System Locale: LANG=en_US.UTF-8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: n/a
       X11 Model: SKIP
$ localectl list-locales | grep -i ja
$ sudo apt-get -y install language-pack-ja-base language-pack-ja fcitx-mozc
$ localectl list-locales | grep -i ja
ja_JP.utf8
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8
->または「sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8」を実行する。
$ localectl status
   System Locale: LANG=ja_JP.utf8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: n/a
       X11 Model: SKIP

デフォルトロケールを変更する(localectl)(2)

$ localectl status
   System Locale: LANG=en_US.UTF-8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: n/a
       X11 Model: SKIP
$ localectl list-locales | grep -i ja
->もし定義されていれば「sudo localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP」の実行は不要です。

$ sudo localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP
->下記の注釈を参照ください。

$ localectl list-locales | grep -i ja
ja_JP
ja_JP.utf8
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8
$ localectl status
   System Locale: LANG=ja_JP.utf8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: n/a
       X11 Model: SKIP

※「sudo localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP」の行に於いて、もしロケールの定義をしなければ、あるコマンドの実行時に「man: can't set the locale; make sure $LC_* and $LANG are correct」(「man」コマンドを実行した場合)などのエラーが発生することがあります。

キーマップを変更する★

「localectl」または「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」を用いてキーマップを変更する方法を掲載します。

キーマップを変更する(localectl)★

キーマップを変更するにあたり、OSで利用できるキーマップの一覧を取得する為に下記のコマンドを実行しましたが、kbdがインストールされているにもかかわらず「Couldn't find any console keymaps.」が表示されました。原因はわかりません。

$ localectl list-keymaps

set-x11-keymap★

「sudo localectl set-x11-keymap jp pc105」によるキーマップの変更と当ページ内のローカライゼーションに関するその他の★マークが表示されている項目を実行または適用した後(再起動(reboot)後)、下記の「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」によるキーマップの変更画面に表示された選択内容と一致していましたので、親和性が高いと思い、この項目に★マークを表示しました。

$ sudo localectl set-x11-keymap jp pc105
$ localectl status
   System Locale: LANG=ja_JP.utf8
       VC Keymap: jp106
      X11 Layout: jp
       X11 Model: pc105

set-keymap

$ sudo localectl set-keymap jp106
$ localectl status
   System Locale: LANG=ja_JP.utf8
       VC Keymap: jp106
      X11 Layout: jp
       X11 Model: jp106
     X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp

キーマップを変更する(dpkg-reconfigure)

この項目に於いて、「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」を用いたキーマップの変更をする方法については「キーボードレイアウト変更(ubuntu)」のページを参考にさせていただきました。掲載先->https://qiita.com/jjjiii26/items/af134896483ae9d32a7d

恒久対応

$ localectl status
   System Locale: LANG=en_US.UTF-8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: n/a
       X11 Model: SKIP
$ sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration
->下記の注釈を参照ください。

$ localectl status
   System Locale: LANG=en_US.UTF-8
       VC Keymap: n/a
      X11 Layout: jp
       X11 Model: pc105

※「sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration」の行に於いて、キーマップを変更する画面が表示されましたら「Generic 105-key (Intl) PC → Japanese → Japanese → The default for the keyboard layout → No compose key -> No」の順に選択を行います。また、操作途中に於いて突然画面が消え、「update-initramfs: Generating /boot/initrd.img-4.13.0-36-generic」等の表示がされることがあります。理由についてはわかりません。

一時的なレイアウトの変更

$ dpkg-reconfigure console-data

タイムゾーンの変更★

$ timedatectl status
      Local time: Wed 2018-04-18 11:16:10 PDT
  Universal time: Wed 2018-04-18 18:16:10 UTC
        RTC time: Wed 2018-04-18 18:16:10
       Time zone: America/Los_Angeles (PDT, -0700)
 Network time on: yes
NTP synchronized: yes
 RTC in local TZ: no
$ timedatectl list-timezones | grep Tokyo
Asia/Tokyo
$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
$ timedatectl status
      Local time: Thu 2018-04-19 03:17:25 JST
  Universal time: Wed 2018-04-18 18:17:25 UTC
        RTC time: Wed 2018-04-18 18:17:25
       Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
 Network time on: yes
NTP synchronized: yes
 RTC in local TZ: no

最後に

上記の各項目で実行または適用された項目をゲストOSに反映させるために再起動を行います。

$ reboot

以上

2017年11月23日木曜日

GNU Screenの実行時に「Permission denied」が表示された場合の対処について

Ubuntu on Windowsのインストール後に「GNU Screen」を実行してみると、「Cannot make directory '/var/run/screen': Permission denied」エラーが表示されましたので、対処法を投稿します。

[実行環境]
$ cat /etc/issue
Ubuntu 16.04.3 LTS \n \l

$ screen -version
Screen version 4.03.01 (GNU) 28-Jun-15

[実行時に表示されたエラー]
$ screen
Cannot make directory '/var/run/screen': Permission denied

[対処法]
ホームディレクトリにある「~/.bashrc」の再末尾に「export SCREENDIR=$HOME/.screen」を追記すると使えました。他の記事によっては「mkdir ~/.screen && chmod 700 ~/.screen」の実行も記載されていましたが、私の環境下では「~/.bashrc」に「export SCREENDIR=$HOME/.screen」の追記をし、「source ~/.bashrc」での再読み込みで動作し、「~/.screen」ディレクトリは自動的に作成されました。

~/.bashrcに追記したコード:
export SCREENDIR=$HOME/.screen

~/.bashrcを再読み込みさせるためのコマンド:
$ source ~/.bashrc

~/.bashrcに追記した直後のディレクトリの状態
~/.bashrcに追記した直後のディレクトリの状態

screenを実行後、exitした後のディレクトリの状態
screenを実行後、exitした後のディレクトリの状態
~/.bashrcに追記したコード
~/.bashrcに追記したコード


以上、ご参考までにどうぞ。

Ubuntu on Windows(WLS正式版)のホームディレクトリを探す!

Windows Subsystem for Linux(Beta版)では「Bash on Ubuntu on Windows」のホームディレクトリは「%LocalAppData%\lxss」以下に格納されるようですが、Ubuntu on Windows(正式版)では、「%LocalAppData%\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_<hogehoge>」以下に格納されるようです。

[Bash on Ubuntu on Windows(Beta版)の場合]
%LocalAppData%\lxss

[Ubuntu on Windows(WLS正式版)の場合]
%LocalAppData%\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_<hogehoge>

※「%LocalAppData%」は「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local」のショートカットです。
※「<hogehoge>」にはインストール時に特定の文字列が割り当てられるようですので、その都度置き換えてください。

以上、ご参考までにどうぞ。

Windows Subsystem for Linux (WSL)の日本語環境

Windows Subsystem for Linux (WSL)が正式版として提供され、私の環境にもインストールすることとなりました。自身の物忘れ予防もありますが、メモ的感じでMANの日本語化に関するコマンドを投稿させて頂きます。

[実行環境]
$ cat /etc/issue
Ubuntu 16.04.3 LTS \n \l


[デフォルトロケールを変更する]
$ sudo apt-get install language-pack-ja
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8

[manpageをインストールする]
$ sudo apt-get install manpages-ja manpages-ja-dev

[manpageが日本語で表示されるかを試す]
$ man man

以上!よろしくです。

ご挨拶です。

はじめまして。

私をご存知の方には「ども」です。

簡単な自己紹介ですが、私は記事や文書を書くのが下手な上、度々、文書を作成する必要に迫られしぶしぶタイプすることがありますが、毎度Deleteキーの連打がどのキーよりも多いように思いながらタイプしている感じです。なかなかまとまりがつかないといいますか、表現に困るといいますか、漢字検定でも目指せばちょっとはマシになるのかなって思ったりしている次第です。(笑い)

そんなこんなではありますが、自身の物忘れ予防とブログをしたいという気持ちが入り乱れつつ、この度(過去に何度も削除したブログのことは置いといて)ブログすることにしました。

宜しくお願い致しますです!